日本ホメオパシー財団 日本ホメオパシー医学協会 '09.9.12(土)13(日) 第10回コングレスin京都
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講演内容

「なぜ、インナーチャイルドが形成されるのか
−ホメオパシーでのその対処法と治癒症例―」

演者:由井寅子
(日本ホメオパシー財団 日本ホメオパシー医学協会 会長)

ホメオパシーのように、心と体と魂を三位一体となって癒すことのできる療法はなかなかありません。ホメオパシーは現代の私たちにとって本当に必要な療法だと思います。体だけが病むわけではありません。日々の生活の中で、私たちはどうしても心が疲れて行きづまってしまい、その結果として病気となって現れることが多いのです。
私にホメオパシー相談会に来る方には、重病の方が結構多いのです、潰瘍性大腸炎で腸をとった方、乳癌でお乳を失った方、多発性硬化症で一歩の動けず車椅子で来られる方、皆さんいろいろな意味で大変な病気を抱えていますが、皆さんが治る過程の中で、共通して話されることがあるのです。「私は小さいころに虐待されたのです」「私は小さいころに無視されて、親から全然愛されていないのです」「私は一度も弱音を吐けませんでした」「母親の苦しみをおもんぱかって、自分の苦しみが言えませんでした」など、子どものころに傷ついた痛みを話し始めるのです。小さいころのトラウマや、傷ついたインナーチャイルドが置き去りにされたまま、何年も何年も自分の心を見ないでいた結果、こんなにも彼らの体がコチコチになり、病気になってしまったんだということがわったのです。
(「インナーチャイルドが叫んでいる!」から抜粋)
今、日本人の多くが、ありのままの自分を生きられずに苦しんでいます。その主な原因となっている「インナーチャイルド」について、今回、それがどのように形成されて、ホメオパシーの健康相談やホメオパシーのレメディーを通じて、どのように癒されていくのか、実際の健康相談の事例やDVDを見ながら、わかりやすく解説していき、皆さん1人1人が、どのようにインナーチャイルド癒しに取り組んでいけばよいのか、そして、インナーチャイルドを癒すのに、ホメオパシーのレメディーをどのように使い、そして、ホメオパスにはどのようにかかればよいのかについて解説していきます。


「ホメオパシー的死に方セミナー」(2009.8.16より)
今回、お盆にホメオパシー的死に方セミナー、やらせていただきました。やはりみなさん、死に対して、気にはしているものの、なるべく見ないように生きてきたのではないのでしょうか。


やはりこの限りある人生、死があるからこそ私たちは一生懸命生きられると思うのです。
毎日毎日をその日しかないと思って一生懸命生きる。
明日は交通事故で死ぬかもしれません。家が燃えて死ぬかもしれません。
明日があると思わないで今日の日にできることをやっていくというのは最も素晴らしい生き方であります。
そして自分に正直に生きるということ。これはとても大事なことです。


みんなが自分を大事に、そして人も大事にすることができたら社会も変わるだろうし、環境に対しても尊敬の念が出て、環境を汚すようなこともしなくなるだろうと思います。


私たちは、人を許すという権利は持っていません。私たちが持っている権利は自分自身を許すこと。その権利しか無いのです。


自分を罪悪感になったり、自分を自己卑下したり、そういうときに、私たちは自分の中に本来の自分ではなく別の自分をつくってしまうでしょう。


最も大事なのは、正直に精一杯やるということ。いかに精一杯やったかということが大事なことであって、それで結果的にできてなかったら、それはそれでいい。それで、あなたは精一杯やったのだから。だから、自分を自己卑下しないようにということが大事です。


私たちができることは自分が自分を大事にすることです。そしたら人もすごく大事にし、尊敬することができるようになるでしょう。


自分を尊敬できない者が人を尊敬できることはできないでしょう。
そうやって自分の中に神がいると思って、自分自身を大事にすることが、大事なことであると思います。