由井寅子会長による学会発表「ホメオパシー医学症例〜自己免疫疾患と医原病〜」が行われた。 この日、由井会長はホメオパスとしての16年間に及ぶ豊富な臨床経験に基づき、現代医学で使用されている薬、及び予防接種により生じている病気、すなわち医原病に関する理論を展開された。 2日目のランチョンセミナーの会場は400名近い参加者の方々にお集まり頂き、ほぼ満席となった。医療関係者の間でも医原病に対する関心の高さを物語っていた。 医原病に対するがんやアトピー、てんかんや自閉症などの自己免疫疾患と医原病の症例について、ホメオパシーを使った改善事例が発表された。 レメディーが予防接種や薬などを高度に希釈振盪して作られており、原物質を含まないにもかかわらず、これらの難病が劇的に改善していった事実が報告されたことは、参加者にも大きな衝撃を与えた。
アトピーに始まり、乳癌やてんかんなど、およそ20ケースにも及ぶ症例が取り上げられた。 各症例では、クライアントの写真、症例、病気の発症に至った経緯など豊富な資料を交えて、ホメオパシーによる治療が無害でどれほど有効であるか、正しく作用すればどれほど早く病気が治癒するかという事実が報告された。 スライドで紹介されるそれぞれの症例で、次から次へと症状が変化・回復するのを、参加者の皆様が真剣な表情で見入っておられた。 ホメオパシーにより生来の治癒能力を引き出され、本来の自分自身を取戻していく過程が今回このような場で発表されたことで、我が国の予防医学の中でも、ホメオパシー医学が間違いなく中核となって広まっていくことが実感できた。 由井会長は、現代医学も必要不可欠なものであり、これからの時代には現代医学とホメオパシー医学が協力し合って国民の健康に貢献していくことが必要である、ということにも言及された。 JPHMAのブースでは沖縄を中心とした全国のホメオパスたちにより応急ホメオパシー相談会が行われ、由井会長のホメオパシーの講演を聞いて、興味をもたれた方々が途切れることなくブースに訪れた。
このような権威ある人間ドック学会学術大会に、医師でない由井会長がホメオパシーの講演発表できる機会をいただけたことは、日本におけるホメオパシーの記念碑的出来事であり、ひとえに学術大会長である鈴木信琉球大学名誉教授をはじめとする応援をしていただいた多くの医療関係者、大会スタッフの皆様のお蔭であり、ここにお礼申し上げます。日本におけるホメオパシーの発展はこの学会発表を期にさらに加速していくことと思います。