京都シンポジウム

実況報告 午前の様子

京都リサーチパーク

京都リサーチパーク・サイエンスホールをライブ会場として、
全国5拠点にライブ中継でつないで開催されました。

開会宣言 秦昭二氏

開会宣言 秦理事

まず、東北地方太平洋沖地震の中、集まっていただいたみなさまへのお礼と被災者の方がへのお悔やみを伝えられました。
そして、様々な世界情勢の問題にも触れ、皆で手をつなぎ、皆の力で変えていきましょうという力強い開会宣言で開催されました。

挨拶 JPHMA会長 由井寅子氏

由井寅子氏
黙祷の様子

続いて、大会長のJPHMA由井会長より、挨拶がありました。
まず、このたびの東日本大震災の中お集まりいただいたみなさまへのお礼とともに、震災で被害にあった方々へご来場いただいた皆様とともに、黙祷がささげられました。

大事な命を預かっている治療家・療法家は、天・地・自然をうやまい、人を愛し、同種同胞を助ける畏敬の念と信仰心を持つ事は大切であることが伝えらました。

今日シンポジウムを行う事は、大きな意義があり、このような大きな災害の時に、現代医学の恩恵でたくさんの命が救われていること、また、ホメオパシーは、心の問題にはじまり様々な問題にも朗報があることが伝えられ、こういう時にこそ、苦しむ人々のために、現代医学とホメオパシーが手に手をとって行かなければならないことを強くおっしゃられていました。

このたびの大震災に、多くの海外のホメオパスの皆様から安否を気遣う連絡と応援エールがたくさん届いていることへのお礼、JPHAMとしてはそれに応えるべく、今から日本が復興し、10月のICH&JPHMAホメオパシー国際カンファレンスでは、日本国民皆で元気な私たちを世界中のみなさんに見せていきたいと思います、というメッセージが伝えられました。

そして、現在連絡が取れていない状況であり、東北で活躍している高橋阿津子さんをはじめとしたホメオパスと協力して、JPHMAのボランティアを募るとともに、東北にサポートに行きましょう、と呼びかけられました。

「胎内記憶からみた出産」 池川クリニック院長 池川明氏

池川明氏

胎内記憶という言葉は、10年前はほとんど知られていなかったこと、しかし今では多くの方に知られるようになり、出産に対しての見方が大きく変化してきたことを最初にお話しされました。

胎児にも記憶があると認識することで妊娠前、妊娠中、妊娠後の環境がいかに大切かを理解する事ができるようなることを伝えられました。

また、意識が持つ力について親の顔を笑顔に書き換えていくSAT療法がガンを抑制する遺伝子を活性化させるお話など、人間の心がいかに体に影響を与えているかを話されました。
過去のトラウマというものを科学的に証明することは不可能だと思われます。しかし過去にあったショックや傷ついた出来事に苦しんでいる人がいる事は事実ですので、そういった方々にホメオパシーが有効ではないかという医学全体の可能性を広げていく見解が示されました。

「ホメオパシーの有効性とその症例 T」 JPHMA会長 由井寅子氏

由井寅子氏

由井寅子JPHMA会長の発表は、3月11日に発生した東北地方太平洋大地震被災者への心のケア、福島原発の放射性物質漏えいで起こりえる危険性と被害と対応するレメディーの紹介から始まりました。
この未曽有の事態に対し、各家庭でホメオパシーのホームキットを利用することの大切さを再確認し、ひとりひとりが気付いて賢く、力強く生きていってほしいという願いが伝えられました。

症例発表では4つの症例が報告されました。
ターナー症候群の染色体異常から発現する身体的な症状からだけではなく、心や魂のレベルまでを包括的にみた3次元メソッドを行い、両親にもアプローチする事で、無事に第二次性徴を迎え、この子らしい個性を表現することもできるようにもなった少女。
発達障害で母親ともうまくコミュニケーション出来なかった子が、予防接種や薬剤のレメディーや、妊娠前の母親の病気や精神状態に合うレメディーをとることで、情緒も落ち着き、コミュニケーションがとれるようになった男の子。
また、腎臓と心臓の奇形を持つ男の子や、視野障害を持つ男の子のケースでは、優れた現代医療の検査と診断により、身体の状態を的確に把握できることによって、ホメオパシー的アプローチの焦点を絞る事が出来、適切なレメディーを選択して3次元メソッドをすることによって、劇的な改善がみられたケースなどが紹介されました。
非常に難しいケースを現代医学の検査診断ののち、由井学長の三次元メソッドにより、ホメオパシー療法にて、治癒に向かって健康を取り戻し、本来の自分を取り戻していく姿は、驚きであり、感動的でした。

最後に由井会長は、現代医学の検査があることでホメオパスは適切なレメディーを選択でき、改善率を飛躍的にあげることができる。それぞれの療法が得意とするものを提供し、病気で苦しむ人々を療法家がお互い力を合わせて助けて行きましょう、と現代医学とホメオパシーの連携の重要性を話されていました。

ブース出展の様子

出展ブースからのご案内

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