海外学術研究

第9回年次学術大会 全国ホメオパスによる実践ケース発表大会

■ 日時:2008年7月26日(土)10:00〜17:00

【コングレスの様子】

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7月26日に日本ホメオパシー医学協会(JPHMA)の第9回コングレスが 開催されました。 コングレスとは、ホメオパスによる実践ケース発表大会、 年に一度のホメオパシーの祭典です。 今回はJPHMA設立10周年を記念して、はじめて一般公開となり、 会場の永田町・社会文化会館は700人を超える人々の熱気で溢れました。
JPHMA 由井寅子会長
JPHMA 由井寅子会長
-英国・アサートン卿の祝辞で幕開け-  
700 人を超える来場者で埋まった会場。第9回コング レスはJPHMA10 周年記念大会にふさわしく、英国から来日されたアサートン卿の来賓祝辞で格調高く幕開け ました。

  英国貴族で議員でありホメオパスでもあるアサートン卿は、昨年、アラブ首長国連邦ドバイで開催されたホメオパシーの国際コンファレンスで、とらこ先生の医原病を治癒に導いたケース発表を聴いて感銘を受け「Dr. とらこと日本のホメオパシー普及のために力になりたい」 とこの日のためにはるばる駆けつけてくださったのです。

  祝辞では、とらこ先生を「ホメオパシーを知らなかった日本に、このすばら しい療法をもたらすという画期的な偉業を成した人」と称え、「私たち は、このような人物がいることに敬意を表し感謝すべき。彼女は多くの同志とともに日本で苦しむ多くの人々を助けていますが、私はこの“治癒の芸術”と呼べるものを 実践するすべての人々を 賛美するとともに、日本におけるホメオパシー活動の成功を祈ります」とのスピーチを披露されました。
  そのほか、英国チャールズ皇太子、ECCH 会長、 海外の一流ホメオパスや、小児科医の毛利子来先生など多くの方々から温かい応援メッセージが寄せられました。

来賓祝辞 英国 アサートン卿
アサートン卿
 コングレスの目玉はなんといってもケース発表。全国のホメオパシーセンターで活躍するJPHMA 認定ホメオパス5人と、由井寅子JPHMA 会長による発表がおこなわれました。ステージ上の大画面に、ポイントとなるレメディー名や画像、映像などが次々と映し出されると、聞き逃すまい見逃すまいと真剣にノートをとる姿があちこちに。まるでRAH の授業さながらの熱心さで、みなさん聞き入っていらっしゃいました。

 

演者:岡本 祥子
日本ホメオパシーセンター
東京本部ホメオパス
JPHMA認定ホメオパス
No.011 

演者:鴫原 操
日本ホメオパシー助産師協会会長  鴫原助産院助産師  JPHMA認定ホメオパス  No.017

演者:増田 敬子
神奈川県立保健福祉大学
講師
JPHMA認定ホメオパス
No.357

演者:笹木 真理子
日本ホメオパシーセンター 兵庫伊丹・大阪本部 他 笹木アニマルクリニック 獣医師JPHMA認定ホメオパスNo.257 アニマルホメオパスNo.A023
-10年の実績を物語る発表の数々-  

中でも注目を集めたのは、由井会長による、自閉・ 多動・アスペルガーなどの発達障害児を改善に導いた ケース。重篤な症状を抱えた子どもたちが劇的に改善 していく様子が立て続けに紹介され、医原病、特に予 防接種との因果関係についての鋭い考察がなされまし た。

 現代の西洋医学では難治である発達障害に、ホメ オパシーが希望の光となる大きな可能性を実証したこの発表、この日はこれに合わせて『予防接種トンデモ論』 と『発達障害へのホメオパシー的アプローチ』もタイムリーに緊急出版され、話題を呼びました。
 
また、パネル展示コーナーでは、全国の認定ホメオパスが手がけた治癒ケース数十例が一斉に並び、こ展示コーナーには全国のセンターホメオパスが手がけた症例が集結。こちらも多くの関心を集めました。その治癒症例の豊富さがJPHMA10 年間の活動の確かさを何より物語っており、自分の症状と重なるケースの治癒例に注目する人、他のホメオパスの活躍を目にしてモチベーションを高める人…と反応はさまざま。「もっとじっくり見たい。症例集として出版してほしい」という声があちこちで聞かれました。


会場の様子


パネル展示の様子

 午後からは、由井会長をはじめ獣医師、助産師、鍼灸師など各分野で活躍する認定ホメオパスを交えてのパネルディスカッションがおこなわれました。「好転反応について、一般の方々にホメオパスがきちんと啓蒙・教育していくことが大切」と由井会長。これからホメオパシーが正しく広まっていくためには、症状を嫌がらず、ポジティブな視点で好転反応を乗り越えていくことがカギになるという議論が交わされました。獣医師の笹木ホメオパスからは「動物を治していくうちに必ず飼い主をみることになる。同じ病気をしていることが非常に多い」という話も。

 さらに会場からも意見や質問が相次ぎ、ホメオパシーに触れるのは初めてという一般参加者の方からも率直な感想が出されました。

 「知的障害者支援に30年来携わり、いろんな療法を見てきたが、こんなに改善率の高い療法を知らない。一回聞いただけではにわかに納得できないが…」といった発言もあり、まさに、ホメオパシーがもっともっと世の中に浸透していくことが期待されていること、そしてホメオパシーの恩恵を待ち望む多くの人がいるという現実を実感する機会となりました。


パネルディスカッション


-ぜひ来年も ! の反響が大きな波に-  
迫力満点の和太鼓演奏、今年新たに誕生したJPHMA 認定ホメオパスの認証式、会場全体の記念撮影、プレゼントが当たる抽選会など、お楽しみもいっぱいの一日。最後に由井会長からアサートン卿に対し、初のJPHMA 名誉会員のフェローシップと記念品が贈られました。
和太鼓アトラクション
(「たいこみち」 による演奏)
JPHMA認定ホメオパス
認証式
記念撮影(会場全員)
由井会長からアサートン卿へ 初のJPHMA名誉会員

 10 周年記念で特別に一般公開となった今回のコングレス、終了後、JPHMA 会員の方々はもちろん、一般参加者の方々からも反響は大きく「またこういう機会があればぜひ参加したい」「本当に参加してよかった。今後も一般公開を」とのリクエストが多数寄せられているようです。

 さて、来年はどんな盛り上がりを見せるのか、今から楽しみに待ちたいですね。