英国ファーマーズ・ウィークリー誌のアワード(賞)の今年の家畜アドバイザー決勝戦にホメオパシーの資格もつクリスティン・リーズ氏が進出しました。

英国サイレンセスター、ロイヤルアグリカルチャーカレッジ農業の学位、そしてホメオパシーの資格を持つクリスティン・リーズにとって、家畜に代替医療を取り入れる事は自然な事でした。

「私はサイレンセスターに行く前に、すでにホメオパシーコースの一部を終えていました、そして私は牛が好きだったので、私はその二つをあわせ、家畜へのホメオパシー的役割について、家畜治療におけるホメオパシーの役割」というテーマで論文を出しました。」と彼女は述べています。

その間、彼女は、ホメオパシーを使用していた農業従事者や獣医と話をしたが、彼らは実際自分達が何をしているのか知らずにいた、と言います。「そこでは、ホメオパシーを行うにあたってのサポートが殆どない状態でした。」

彼女の論文の執筆の一環として、カレッジでホメオパシーについて農業従事者と話しをする日を設けました。「多くの人がより多くの情報を望んでおり、いつも導入部、つまりはオードブル(前菜)のような事は紹介されますが、決してメインのコースとしてそれらを学べていない。」と言っています。

「当時は誰も農業従事者をサポートすることはありませんでした。ですから、」私は言ったのです。
「コースを始めましょうか?」

農場経験があり、ホメオパスの資格を持った同志を集めて、リーズさんは、2001年11月、最初のコースを始めました。

3日間のコース内容を約6週間かけて実践するという方法により、コース参加者は農場に戻って、学んだことを復習しながら実践する時間を持つことが可能となりました。

「私達は、ホメオパスでもあり、獣医でもある人物から全てのコースが教えられるべきであると賛成しているので、私は、講義の概要である教授細目(シラバス)を作成し運営しました。」

「私達は、農業従事者が取れる休みは、最大で3日であり、また、この大きな科目を彼らに提供するにも、最低3日は必要であると感じました。」

以来、300以上の農業従事者とその労働者(その内の3分の1は、オーガニック事業ではない人々)が、そのコースがそのコースに出席しており、その後も年に一度のペースで連絡を取り合っている。これは「LEGO」のようなもので、彼らがすでに持っている知識に追加のレゴのブロックを与え続けているようなシステムです。」と彼女は説明します。

コースは、慎重に計画され、1日日はホメオパシーの導入部でありますが、「8つホメオパシー原理と6つの主要レメディー」という鍵についての解説もあります。

それに加えて、農場における実用的な動物の観察についても触れる事ができます。 2日目は、急性ケース治療、そして3日目は、最初の2日間のまとめと慢性疾患に焦点を当てます。

「私達は彼らが判断できるようにフレームワークを与えます」「その要旨は、ホメオパシーをツールとしてどのように日々の管理に組み込んでいくか。 獣医の代わりになろうとしない事が重要です。」とリーズさんは言います。

現在に至るまで、リーズさんは、このコースを非営利授業として運営しています。「私は、講師への支払いができるだけの人が集まった時のみコースを運営します。広報・宣伝をし、利益があれば、それを広報・宣伝に再投資します。私達の理論的根拠は巨額のお金を儲けるのではなく、ホメオパシーを適切に使う助けとなる事です。」 チャールズ皇太子からの5,000ポンドもいれ、様々な所からの寄付が彼女のイニシアチブをサポートするために寄せられました。「それはこのコースの広報・宣伝のために使われています。」と彼女は言います。

現在のビジョンは何ですか?

「私は、農場従事者がより多くの継続したサポートが得られる、ある種の慈善団体となっていって欲しいと思います。また、よりまとまった情報を集め、ケース研究をスタートしたいとも思いますが、それには、広報・宣伝を行えるよう、資金を持つ団体としてきちんと確立される必要があります。

これは、ホメオパシーが、健康をみる上で、より大きな団体の一端を担うように成りえるだろうと思うからです。」 「これはすべて小さな予備研究として始まったばかりですが、様々な分野で応用される可能性がそこにあります。」と彼女は結んでいます。

http://www.fwi.co.uk/Articles/2010/07/30/122560/2010-FW-Awards-Livestock-Advisor-of-the-Year-finalist-Christine.htm