ホメオパシーが始まって以来、200年間の歴史の中で、数え切れない程の膨大な症例、ケースが積み重ねられきました。私たちは机上の理論でなく、症例、ケースの実践の中にこそ真実があり、真の学びがあると考えています。このコーナーでは症例、ケースに関連した情報のご紹介をお届けしたいと思います。


   コラム インフルエンザ関連
1 「なぜ、親たちが予防接種に疑問を持つのか 10の理由」(オーストラリア・予防接種・ネットワーク)
  ⇒和訳下記項目詳細 PDF(205kb)
  1. ワクチンは未だかつて(安全性の)検証がなされていない。
  2. ワクチンには有毒な添加物と重金属を含まれている。
  3. ワクチンは人間および動物のウィルスとバクテリアで汚染されている。
  4. ワクチンは深刻な、即効性の副作用を引き起こす可能性がある。
  5. ワクチンは深刻な、長期に渡る副作用を引き起こす可能性がある。
  6. ワクチンは必ずしも感染症を予防するわけではない。
  7. 医師はワクチン商品の為のセールスマンで、もはや、その安全性と効果の信頼できる審判者(権威者)ではない
  8. 製薬会社が今日までのほぼ全てのワクチンの調査に対して資金をだしてきた。
  9. 医師たち、および医療従事者は、ワクチンの副作用(被害)についてめったに報告しない。
  10. いくつかの子供の病気にかかることは有益な面があり、従って、子どもの病気を予防することは必ずしも子供にとって最善の策とは言えない。
2 インフルエンザに関係が深い参考レメディー(2009.10.15追記更新)
 
  主要レメディー:Aco., Ars., Bry., Calc-p., Gels., Eup-per, Influ.,Oscill.,
 
  死への恐怖、パニック:Aco., Ars., Arg-nit.,
 
  震えと悪寒(背骨に沿って走る)、ゾクゾク感、発熱、ひき始め:Aco., Gels., Eup-per., Inful.,
 
  初期の鼻炎・耳炎:Oscill. ,Inful., Puls.,
 
  四肢の痛み:Acon., Arn., Bry., Casut., Eup-per., Gels., Inful., Merc., Pyrog., Rhus-t
 
  嘔吐・下痢症(胃):Acon., Ant-c.,Ant-t., Ars., Bell., Bismu., Bry., Canth., Carb-v., Cham., Chin.,
  Cupr., Eup-per., Gels., Ign., Ip., Merc., Nat-s., Nux-v., Phos., Puls., Rhus-t., Sec., Sulph., Verat.,
 
  虚弱、病後のケア:Cacc., Con., Chin., Gels., Inful., Kali-p., Lyc., Calc., Pyrog., Chroni-inf, Phos-ac,
  Tissu Salt,
 
  熱:Apis., Eup-per., Ferr-p, Gels, Phos., Rhus-t
 
  熱から痙攣、癲癇、ひきつけ:Cupr., Hyos., Chroni-inf
 
  頭痛:Bell, Bry., Carb-v, Cham., Hep., Lach., Merc., Merc.,Rhus-t., Inful.,
 
  高熱、せん妄:Bell, Bry.,Stram, Op., Sanic., Chroni-inf
 
  真っ赤な皮疹:Acon., Ars., Bell., Bry., Calc., Carb-v, Caust., Coff., Hyos., Ip., Kali-bi., Lach., Merc.,
  Phos., Rhus-t.,Sulph.,
 
  呼吸器:Ant-t., Ant-c., Ars., Ars-i., Bry., Dros., Carb-v., Bac., (Hai), Pert., Cor-r., Phos., Influ., Spongia., Rumex., (Inful.,Chroni-inf)
 
  敗血症:Pyrog.,Echi.,Lach.,Carb-v.,Ars.,Bapt.,Verat.,Sul-ac.(En)(Bac)
 
  心臓:Spig.,Cact.,Dig.,Acon.,Aur.,Lach.(Shinz)
 
  腎臓:Apis., Ars.,Dulc., Eucal., Chin.,Rhus-t.,Merc.,(J)
 
  肝臓・胆嚢:Cham.,Hydr., Lyc.,Eup-per.,Bry.Kali-c.,Phos.,(KT)
 
  血液:Bapt., Bell.,Eucal., (Hiz),(Cho)
 
  筋肉:Eup-per.,Gels.,Verat.,Bac.,Bapt.,Dulc.,Rhus-t.,Bry.
 
  免疫の低下:RX-Chroni-inf.,Carc.,Psor.,Echi.,Thym-gl.
  薬害 ワクチンの害: Sil.,Thuj.,Merc.,Nux-v.,Sulph.,Kali-ars.,Kali-c., Alum., Merc-sol.
   

※ホメオパシー家庭用キットなどをお持ちになり、症状にあった対処をされることをお勧めします。
3 『予防接種トンデモ論』 <由井寅子(著)ホメオパシー出版> の「インフルエンザの章」スぺイン風邪についての記載文より抜粋

インフルエンザウイルスへの感染によって起こる急性の感染症で、流行性感冒、 略して「流感」ともいいます。多くの感染症が近代医学の発達によって征服され るなか、この病気は世界的な大流行を繰り返してきたため、「人類最後の疫病」 ともいわれます。1918年から翌年にかけて発生したスペインかぜでは6億人 が罹患し、死者は数千万人にのぼったといわれます。

しかし、このスペインかぜの大流行を医学史研究家が調査したところ、広範囲で 実施された予防接種が原因である、という結論に到達しました。当時は第一次世界大戦のまっただ中でしたが、この戦争はすべての兵士が強制的に予防接種を受けた初めての戦争でもありました。『ボストン・ヘラルド』誌は「1カ月間に47人の兵士が予防接種のために亡くなり、そのため陸軍病院は戦闘で負傷した犠牲者ではなく、予防接種の犠牲者でいっぱいになってしまった」と報じています。

現代医療では、インフルエンザウイルスに有効な治療薬はなく、症状に合わせた対症療法が主となります(感染初期にウイルスの増殖を抑制する抗ウイルス剤、タミフルがありますが、さまざまな副作用の可能性が考えられるため、原則として10代には使用禁止とされました〈2007年3月20日〉)。

抗ウイルス薬というものは、人の細胞内でウイルスの遺伝子の複製を妨害する薬ですが、それだけを妨害するのではなく、人の遺伝子の複製をも妨害する可能性があり、そういう意味で毒性が強いものです。

また、高熱や頭痛には解熱鎮痛薬が用いられますが、それらを用いて症状を抑圧することで、特に、1歳台を中心に5歳未満の幼児で脳炎や脳症(いわゆる「インフルエンザ脳症」)を多く発症し、激しい嘔吐を起こし、意識不明に陥ることがあります。インフルエンザ脳症にはいくつかのタイプがあるとみられています。その1つと考えられるライ症候群※の場合には、インフルエンザや水痘ウイルスへの感染後に、多くのケースで非ステロイド系抗炎症鎮痛剤であるアスピリン(一般名/アセチルサリチル酸)を投与したことが、その発症に深くかかわっているとみられています。

※ライ症候群―ライ症候群とは、発熱、けいれん、意識障害を主訴として、肝機能障害を伴う急性脳症で、オーストラリアの病理学者ライらによる報告にちなんで命名された。死亡に至る多くのケースでは、アスピリン等の抗炎症鎮痛剤が使われていた。

日本でも1999年と2000年、厚生省(当時)の研究班が、非ステロイド系消炎剤のジクロフェナクナトリウム(商品名/ボルタレンなど)の投与者に、インフルエンザ感染後の脳炎・脳症による死亡率が高く、症状の重症化にかかわっている可能性があるという調査結果をまとめています。

これを受けて厚生省は、インフルエンザ脳炎・脳症患者への治療には、同剤を使わないよう医療機関などに指導することになりました。また、同じ非ステロイド系消炎剤のメフェナム酸(商品名/ポンタールなど)については、悪影響をおよぼすものと決定されたわけではないとして、調査を続けるとしました。

このことからもわかるように、インフルエンザ感染時にはくれぐれも解熱鎮痛剤を使わないよう気をつけなければなりません。インフルエンザに限らず、感染症において、熱を止めることは危険なことなのです。熱は必要なだけ出しきらせることが大切です(第2章の「熱を解熱剤で止めると危険」の項参照)。インフルエンザに感染する土壌をきれいにするために熱が出ているということを理解しなければなりません。そして、消化のよいおかゆや、スープなどをとって安静にすることです。

予防には流行の型に合ったワクチンを接種しますが、毎年、形を変えてしまうインフルエンザウイルスに合ったワクチンをつくることはほとんど不可能であり、科学的にもインフルエンザワクチンには予防効果がないといわれています。

もちろん、副作用はしっかりあります。たとえば、1993年まではインフルエンザの予防接種も法律で決められていた義務でしたが、当時、障害や死亡など、重篤な被害を受けた人だけでも推定千人以上になるといわれています。このような経緯があって、1994年にインフルエンザの予防接種は義務ではなくなりました。しかし現実は、いまでも国をあげてインフルエンザワクチンの接種を推奨しているのです。

インフルエンザの予防接種の通常の副作用には、高熱、筋肉痛、頭痛、めまい、意識混濁、筋肉運動協調がとれなくなる、耳鳴り、うつ、疲労感などがあります。

その他の副作用を以下に列挙します。

ギラン・バレー症候群。 血圧の上昇または低下。 両上腕の麻痺。 両上腕のひどい 痛み、右腕の感
覚減退を伴う三角筋の萎縮(注射は左上腕)。 嘔吐に続く麻痺症状。 膀胱の麻痺に続く四肢の麻痺症状。めまい(右側に倒れる傾向)。 めまい (眼振を伴う―立っていることも、座っていることもできない)。
眼球突出。 網膜の浮腫。 視野の縮小またはかすみ。 複視。 眼筋の麻痺。 耳鳴りまたは難聴。
腕 神経叢神経障害。 上腕の震え。 指とつま先の不随。 一時的に手が鉛色に変色す る。 指先の感覚異常、気管支肺炎が引き続き起こる。 三叉神経の神経障害。 失語症。 肋間神経痛。 便失禁。
性的不能。 右側の座骨神経痛。 運動失調(右側がひど い)。 傾眠。 失見当識(場所がわからない)。頻繁に起こる意識消失。 思考困 難。 自発性の喪失。 混乱と幻覚。 抑うつ傾向、悲嘆
(David L.Hoffmann, International Vaccination Newsletter, 1996)。

4 1994年予防接種法改正で予防接種は義務から国民の自由意志による選択へ

1990年代にかけて、予防接種の副作用による被害が多く明らかになり、まず種痘による被害の多発にはじまり、各地で集団訴訟が起こり、MMR(3種混合ワクチン)の予防接種での副作用が多発するなど、予防接種が大きな社会問題となりました。そして、当時、予防接種法で、予防接種が義務であると、これら副作用による被害の責任を行政が負い、補償することになったため、1994年には予防接種法が改正されました。この改正では、予防接種が、義務から努力目標となり、予防接種の選択は、国民1人1人の意志に委ねられることになりました。つまり、予防接種は義務ではありません。予防接種を行うかどうかは、個人の責任で、自由意志によって選択すべきものに変わりました。

実際に予防接種は、私たちの将来の健康に大きな影響を与えうるものです。私たちは、予防接種に反対する団体ではありません。行うかどうかは、個人が責任を持って、判断し、選択すべきものだと考えます。予防接種については、海外を含め「ホメオパシー医学」の200年以上の実践を通して、多くの事実が明らかになってきております。私たちは、学術団体として、「ホメオパシー医学」の見地から予防接種に関する事実や情報を公開し国民に提供することが、責務であると考えています。

●関連条文●

予防接種法(昭和二十三年六月三十日法律第六十八号)

第八条 第三条第一項に規定する予防接種であつて一類疾病に係るもの又は第六条第一項に規定する予防接種の対象者は、第三条第一項に規定する予防接種(当該予防接種に相当する予防接種であつて、市町村長以外の者により行われるものを含む。以下「定期の予防接種」という。)であつて一類疾病に係るもの又は第六条第一項に規定する予防接種(当該予防接種に相当する予防接種であつて、同項の規定による指定があつた日以後当該指定に係る期日又は期間の満了の日までの間に都道府県知事及び市町村長以外の者により行われるものを含む。以下「臨時の予防接種」という。)を受けるよう努めなければならない。

2 第三条第一項に規定する予防接種であつて一類疾病に係るもの又は第六条第一項に規定する予防接種の対象者が十六歳未満の者又は成年被後見人であるときは、その保護者は、その者に定期の予防接種であつて一類疾病に係るもの又は臨時の予防接種を受けさせるため必要な措置を講ずるよう努めなければならない。      ( 平六法五一・追加、平一一法一五一・平一三法一一六・一部改正)