川田薫(かわだ かおる)

川田研究所・代表取締役
理学博士

※7日(土)講演予定

昭和9年生まれ。理学博士。東京理科大学物理学科卒。東京大学地震研究所、東京大学物性研究所を経て、三菱金属中央研究所に入社。平行して科学技術庁、通産省などの評価委員、研究員を歴任後、昭和63年に独立、川田研究所を設立。科学技術庁の外郭団体「科学技術振興事業団」の「さきがけ研究21」でミネラルの研究を行う、さまざまなミネラルの作用を発見し、その成果を応用した生命の起源探求を行う。高野山大学密教文化研究所委託研究員として、空海研究家でもある。著書に『生命誕生の真実―人はなぜ、なんのために生きるのか』、共著に『クリーニングの真実―空に生き愛でつながる世界へ』『水の本質の発見と私たちの未来―顕微鏡写真から見えてくる水の"素顔" 』がある。

「愛とサイエンスの融合ホメオパシー」に向けて

 愛とサイエンスは対極の概念と考えられていましたが、そうではありません。科学そのものを推進する科学的思考は人間の基本的な思惟行為だからです。

 科学的な手法や成果は、私たちの人間生活に大きな影響を与えてまいりますが、その根底にある人間の思考そのものに普遍的な愛の働きが厳然として存在し、かつ、それを意識した諸活動がいろいろなところからでてまいりました。

 この典型的な例が「心・魂・レメディの三位一体化」したホメオパシーであります。レメディというモノだけの働きではなく、人間の根源的な心・魂の融和という愛の行為が最も重要だからであります。

 ホメオパシーの世界はモノの働きを遥かに超越した世界の行為であります。この一見不思議な世界に対して、純粋に科学的な検証が日本からなされようとしているのです。今回のコングレスに報告できるかどうか不明ですが、大きなうねりがでてまいりました。これを契機に皆さんと共にホメオパシーを人類の財産にまで育て上げてまいりましょう。